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千里中央再開発について今村正議員回答の第二弾

千里中央の再開発は、北大阪の中核都市としての役割を担う重要なテーマです。
今回は、今村正議員からいただいた回答と、私たち住民の意見提出の内容を整理し、解説を加えました。

1. 住民としての意見提出

私の意見(要約)

千里中央東街区の再整備は、北大阪の中核都市としての将来価値に直結する重要事業

住民視点での懸念や改善点を整理し、提案書を作成中

特に議会で確認してほしい点:

延床10万㎡のうち、実際に商業として活用可能な面積が明確でない
「まちの根幹機能が維持されるか」は行政も確認すべき公的事項
再開発が住民に誇れる街になるよう、議員への協力と情報提供を希望

私が送付した意見の全文はこちらです。

私の意見を表示

 

今村議員

この度は、千里中央東街区の再整備につきまして、
迅速かつ丁寧なご回答を賜り、誠にありがとうございました。

今村議員から、H2Oリテイリング様・イオンモール様に対し、
住民の視点からの懸念や改善点をすでにお伝えいただいていると伺い、
大変心強く感じております。

また、「市としても議会で本件を取り上げていく」と明言いただいたことは、
千里ニュータウンで暮らす住民として、大きな励みとなりました。

■ 今後お送りしたい提案書について

これまで独自に調査・分析してきた内容を整理し、
千里中央の将来価値を確かなものにするための提案書を作成しております。

今回の再整備は単なる「建物の更新」ではなく、
千里ニュータウンの次の50年を規定する都市計画であり、
住民の生活価値と地域の魅力に直結する極めて重要なテーマであると考えています。
提案書がまとまり次第、改めて送付申し上げます。

■ 議会でご確認いただきたい点(最も住民が不安視している部分)

住民が特に注目しているのは、
企業の資料に明記されていない 「実際に商業として利用可能な賃貸面積」 です。

東街区は延床10万㎡とされていますが、
このうちどれだけが店舗として活用可能なのかは、
日々の生活に直結する極めて重要な情報です。
しかし現状、詳細は公表されておりません。

企業主導の再開発であっても、
「まちの根幹機能が維持されるか」
は行政として確認されるべき公的事項であると考えております。

ご負担にならない範囲で構いませんので、
議会の場でこの点をご質問いただければ、
住民にとって大きな安心材料となります。

■ 最後に

私自身、千里ニュータウンで生まれ育ち、
現在も家族と共にこの街で暮らしております。

千里中央の再整備が、
住民にとって誇りとなり、
次世代にも胸を張って受け継げる街になることを心より願っております。

今村議員のお力添えに深く感謝申し上げるとともに、
今後とも、ぜひ協力させていただきたいと思います。

千里ニュータウンの未来を守る会(Senri Future Design)

2. 今村正議員からの回答

今村正議員の回答(要約)

千里中央地区の再整備は民間企業主導で決定される
ただし、豊中市にとって重要地域のため、市長と連携して民間企業への支援を検討
住民の思いとどこまで一致するかは不明だが、企業には丁寧な情報発信を求める

今村正議員の回答全文

回答を表示

 

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ご連絡ありがとうございます。
千里中央地区については、民間企業が行う再整備ですので、あくまで企業の経営方針でものごとが決まります。
ただ、豊中市に取って重要地域ですので、市長と連携し民間企業に対してできる限りの支援を考え、
市民の期待に応えようと思っています。
それが川内さんの思いとどこまでマッチしているかわかりませんが。
とにかく、情報発信は企業側に丁寧にしていただくようには再度伝えたいと思います。

3.回答のポイントと解説

民間事業者主導の再開発

今村議員の回答からも明らかな通り、再開発の意思決定は企業に委ねられています。

市が計画をコントロールできるわけではないため、住民としては情報取得のハードルが高い状況です。

市・議会の関与は「支援」レベル

「市長と連携し支援する」とある通り、行政の役割はあくまで支援や助言に留まります。
議会での質問・取り上げによって、住民の視点を企業に伝えることが可能です。

情報公開の重要性

「情報発信は企業側に丁寧に」との記述から、企業による情報提供の充実が求められています。
特に延床10万㎡のうち、実際に商業利用可能な面積や用途配分など、住民に直結する情報が焦点となります。

4. 今後の課題と住民としての役割

再開発が民間主導で進む以上、住民としては 一次情報の収集と整理 が重要です。
議員への情報提供や提案書送付は、行政や企業への 圧力ではなく、改善材料として機能 します。
ブログ等で公開する場合も、感情論を避け、 事実と構造を整理した形で情報提供 するのが効果的です。

5. まとめ

今回の回答は、住民としての不安や要望を議会ルートで伝える上で、貴重な一次資料となります。

東街区の延床10万㎡の内訳
商業利用可能面積の未公表
民間企業主導であるための意思決定構造

これらの課題を整理し、提案書やブログで正しく共有することが、千里中央再開発を将来に耐える形で進める鍵となります。

この記事を書いた人
Kawauchi(北千里在住)

北千里で生まれ育ち、現在も家族とともに北千里で暮らしています。
地元の再開発が住民の生活や未来世代のために望ましい形になることを願い、
独自調査・行政への問い合わせ・議員への要望などを通じて情報収集・分析を行っています。

数学科大学院修了(理学修士)。
論理と数字を根拠にした客観的視点で、北千里・千里中央再開発について発信中。

地域の未来に関心を持つ方々と、正しい情報に基づいて
より良い街づくりを考えるプラットフォームを目指しています。

プロフィールはこちら。

運営者プロフィール|北千里・千里中央再開発レポート

千里ニュータウンの未来を守る会(SFD)
私たちは、この街の未来のために活動しています。
共感いただけた方は、ぜひ一緒に声を届けてください。

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