北千里駅前再開発ーなぜ45,000㎡は実質縮小なのか?数字のトリックを解説
北千里の再開発記事第3弾です!
ネット上の記事では北千里駅前再開発計画で、現在「商業・駐車場を合わせて45,000㎡に拡大」と発表されています。
一見すると「以前の計画より増えているのでは?」と思いがちですが、実は生活に直結する商業面積はむしろ縮小の可能性があります。
再開発の一次情報はこちら。
1. 元の計画と現行案の比較
元の計画
延床面積:40,000㎡(駐車場除く)
商業賃貸面積:約28,000㎡
現行案
延床面積:45,000㎡(駐車場含む)
商業賃貸面積:不明(駐車場分を差し引くと28,000㎡前後の可能性)
つまり、見かけ上の延床面積は増えていますが、実際に店舗として使える面積は元の計画とほぼ変わらないか、場合によっては減少する可能性があります。
2. 錯覚しやすい「数字のトリック」
発表資料では「4万㎡ → 4万5千㎡」と表記されているため、誰でも「拡大した」と錯覚しやすくなっています。
しかし、元の4万㎡は駐車場を含まない商業面積で、現行案の4万5千㎡には駐車場が含まれることがポイントです。
このため、住民生活に直結する商業施設の規模は、表面的な数字ほど増えていないのです。
3. 実質縮小がもたらす影響
商業面積の減少は、駅前で生活が完結しにくくなる
買い物や外食のために別エリアに移動する必要が出る
街の活力や将来価値の低下につながる可能性
北千里駅前再開発は、今後50年以上影響を及ぼす大規模事業です。
表面的な数字だけで判断せず、実際に生活に直結する商業面積が確保されているかを注視する必要があります。
📌 再開発縮小の詳細・背景の解説はこちら
北千里駅前再開発、まさかの25%縮小案!?数字で検証|住民の声はどうなる?
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お時間がない方向けの短縮版はこちら
この記事では、数字だけに惑わされず、実際の商業機能を確認することの重要性を解説しました。
今後の再開発議論の参考として、ぜひチェックしてみてください。
この記事を書いた人
Kawauchi(北千里在住)
北千里で生まれ育ち、現在も家族とともに北千里で暮らしています。
地元の再開発が住民の生活や未来世代のために望ましい形になることを願い、
独自調査・行政への問い合わせ・議員への要望などを通じて情報収集・分析を行っています。
数学科大学院修了(理学修士)。
論理と数字を根拠にした客観的視点で、北千里・千里中央再開発について発信中。
地域の未来に関心を持つ方々と、正しい情報に基づいて
より良い街づくりを考えるプラットフォームを目指しています。
プロフィールはこちら。
千里ニュータウンの未来を守る会(SFD)
私たちは、この街の未来のために活動しています。
共感いただける方は、ぜひ一緒に声を届けてください。
第4弾では住民が望んだ未来と、行政が描く縮小案 — 北千里再開発の真実について解説します!
