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こんにちは。
今回は、JR西日本の列車に半額で乗れるお得な株主優待券について紹介します!

この優待券はJR西日本の株主に発行されている優待券で、1枚の片道乗車券とそれに付随する特急券が何枚でも半額になるという夢のような券です。
しかし、今年から特急券は4列車までが半額になります。それ以上は正規料金となるようです。
注意点としては乗車券はあくまで片道に適用されるので、例えば新大阪駅から博多駅間の往復を半額で旅行したいなら2枚必要です。

株主になれば実質タダで送られてくる優待券ですが、JR西日本の株主になるには現在100株で60万円ほどの資金が必要です。優待を得るためには3月末の権利確定日に100株以上の保有が必要。100株で1枚優待券が送られてきます。もし2枚ほしいなら200株=約120万円をJR西日本に投資しないといけないということです。ひえー、JRの株ってそんな高いんだ!そんな大金持ってないよ!
ご安心ください!株主でなくても金券ショップにて株主優待券を買うことができます。この場合は1枚5000円ほどです。
ということは金券ショップで買う場合は優待で得する金額と買った優待そのものの値段を比べて、優待で得する金額の方が大きくなるようにしないといけませんね。
これについては後ほど紹介します。

ちなみに余談ですが、優待以外にも株を持っていれば配当ももらえます。配当は今期は1株75円に増配したので100株で7500円の配当金ですね。1年で15000円です。細かいことをいうとここから約2割の税金が引かれます。
私は旅行が好きで優待で旅行がしたいので少しだけJR西日本の株を持っています。
まあ優待は家族で1回旅行したら終わりなのですが、それでもないよりは断然うれしいです。

この優待券を使えば新大阪から博多に旅行したり、山陽新幹線から在来線特急に乗り継いで山陰地方をぐるっと一周して戻ってくるルートなど
いろいろなルートで旅行が楽しめます。

鉄道旅行好きにとってはまさに夢のような存在!あーこの記事書いてたら旅行に行きたくなってきました。
それではこれからお得なルートを紹介していきますね!
それは、新大阪から山口県の新山口まで行ってそこから山陰地方に抜けて出雲市駅や鳥取駅を通り、城崎温泉駅を抜けて南下して福知山経由で大阪へと向かうルート
などが考えられます。
このルートですと営業キロは1108.5キロで、きっぷの有効期間は12÷2+1=7日間で運賃は13420円、特急料金は12030円となります。
このきっぷは101km以上あるので途中下車ができ、さらに有効期間が7日ということとで途中下車して観光しながら7日間までの旅行に使えるという大変便利なきっぷです。
しかも半額なので2人で正規料金の1人分ですね。だいたい25000円で2人で西日本を一周できるんです!他に宿泊代はかかりますけどね。

私は元JR西日本の社員(厳密には子会社)ですが岡山以西の新幹線から在来線特急への乗り継ぎ割引がいつの間にか廃止になっていたりといろいろ変わっていて計算がややこしいですね。
まあ岡山以西ですとJR西日本管内の特急の選択肢が、いなば、やくも、おきしかないので岡山駅で四国に乗り継ぐときの割引を廃止することにより、JR四国が定価の特急券を買ってもらって増収という形にするためにJR西日本は乗り継ぎ割引を縮小したようです。
現に新大阪駅などでは乗り継ぎ割引は廃止されていません。

さて先ほどのルート、検索してみると新大阪駅を6時25分に出るさくら541号に乗れば同日20時37分に大阪駅に戻ってこれます。
ただし、ほぼ1日中列車に乗っているだけの旅となるので観光するなら当然泊まりでないといけません。まあ距離から言って日帰りで観光できる距離ではありませんよね。
例えば東海道新幹線に乗って東京に旅行とかでしたら新幹線で片道2時間半ですからアリですが、在来線特急が主となるJR西日本の山陰エリアではそうはいきません。
本当に山陰新幹線でもできない限りは短時間で山陰地方をめぐるのは相当厳しいですね。
私も20代前半の学生のときは大阪から岩国や松本まで日帰りで15時間以上(家からだと行きが9時間、帰りが8時間)電車に乗って観光もしてましたが、今やそんな体力はないです。
大阪から鳥取なら片道5~6時間程度で行けるので年数回行っています。

この優待券で長距離の片道切符を買う理由は、長距離になればなるほどJRは1km当たりの運賃が安くなるからです。
なので距離が長くなればなるほどお得に旅行することができます。ただし同じ駅を2回通ることはできません。同じ駅にぶつかったらそこで乗車券が一旦切れて
そこまでの乗車券が1枚で発券されます。
例えば、A駅ーB駅ーC駅ーD駅ー(C駅を通らず)B駅といった経路ですね。B駅を2回通ったところで乗車券の経路は終了しそこまでのきっぷが発券されます。

このルートの沿線の主な観光地

秋吉台・秋芳洞(ルートからは少し外れる)

山口県と言ったら秋吉台、秋芳洞は有名ですよね!日本最大級のカルスト台地が作る絶景、秋吉台は必見です!
秋吉台は約3億5000万年にサンゴ礁として生まれ、それが長い年月を経て現在のカルスト台地となりました。
また、秋芳洞は秋吉台国定公園の地下100mにある日本屈指の大鍾乳洞です。
お土産屋さんが連なる細い通路を抜けると鍾乳洞の入り口があります。
絶景スポットもあるそうなのでインスタ映えを狙っている方も必見です!

出雲大社

出雲大社は、島根県出雲市にある縁結びの神様が祀られている神社として有名です。
出雲の国が神話の国として知られているのは、神々を祀る古い神社がいまも至るところに鎮座しているからです。
そしてその中心ともいえるべき存在が大国主大神様を祀るこの出雲大社なのです。
大国主大神様は広くだいこくさまとして慕われ、日本全国多くの地域で祀られています。
大神様がそれぞれの地域で示したお徳は、数々の御神名によってたたえられています。

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ちなみに出雲大社の読み方はいづもおおやしろだそうです。
いずもたいしゃではないんですね。知りませんでした。
縁結びのご利益があるので、彼氏、彼女が欲しい方などはぜひお参りしてみてはいかがでしょうか?

鳥取砂丘

鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市の日本海沿いに広がっている砂丘で、日本を代表する海岸砂丘となっています。
この鳥取砂丘は山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されていて、南北2.4km、東西16kmにも及んでいます。
昭和30年には国の天然記念物に、また平成19年には日本の地質100選に選ばれています。
西側の大山と並んで鳥取県のシンボルの1つとされています。
最大高低差は90mにもなり、すり鉢のように大きくくぼんだ「すりばち」と呼ばれる地形が作られていて、特に大きなものは40mの高さになります。
斜面には、流れるように砂が崩れ落ちた形が簾を連想させる砂簾(されん)などの模様や、風速5~6mほどの風によって形が作られる風紋(ふうもん)
と呼ばれる筋状の模様が見られます。砂丘はそのときによって形を変えていきます。まさに自然が生み出す芸術ですね。夕方の時間帯の夕日が見える鳥取砂丘や冬の時期の雪の鳥取砂丘も格別です。
また地表面は常に乾燥していません。すりばちの最深部にはオアシスと呼ばれる地下水が湧き出ている場所があり、浅い池を作る時期もあります。
鳥取砂丘では、砂丘を自転車で駆け抜けるファットバイクのアクティビティや、パラグライダー、らくだに乗って砂丘内を移動するなどさまざまな体験ができます。
砂丘近くにある砂丘会館ではお土産を買ったり、レストランも併設されているのでお昼ご飯などにおすすめ!

大江の郷自然牧場(ルートから少し外れる)

鳥取県で今大人気のスポットが、鳥取県の八頭町の山奥にある大江の郷自然牧場です。最寄り駅はJR因美線の郡家駅。
駅から町営の八頭バス大江線で約10分のところに大江の郷自然牧場はあります。バスは駅の向かいの井上歯科医院の前に来ます。
ここにはレストランとカフェがあり、年間30万人が訪れている大人気スポットです。
私は過去6回訪れており、八頭バスの運転手もおそらく1人(俗に言うワンオペ)のためすでに顔を覚えられていると思います。
それも18きっぷの時期になると必ず行くので。

皆さんのお目当てはなんといってもそう、大江の郷パンケーキ!
このパンケーキはパティシエが注文を受けてから1枚1枚焼いており、ふわふわしていながらも中はしっとりとしている至高のパンケーキです。
個人的に日本で1番美味しいと思っています。
パンケーキはココガーデンというカフェと大江の郷テラスというレストランの両方で食べられますが、トッピングが乗っているパンケーキはココガーデン限定となっています。
生クリームのトッピングもココガーデンのみとなっていますが、個人的にバターとの相性が抜群でわざわざ味変するほどのものでもありません。
また、ココガーデンは予約ができないので数時間の待ち時間が発生することもあります。なので遠方からお越しの際は大江の郷テラスをネットから予約して行きましょうね。
パンケーキは焼き上がりまで30~40分ほどかかります。また一番おいしいときが提供されてから10分のため、賞味期限10分の幻のパンケーキと呼ばれることもあります。注意点としては注文のやり方がコロナ禍以降スマホのQRコードからとなっているのでスマホが必要です。
正確には記憶していませんが、おそらく2021年くらいから注文方法が変わったと記憶しています。

城崎温泉

兵庫県の北部に位置する豊岡市にある城崎温泉は古くから温泉街として知られていました。
城崎温泉には旅館の内湯のほかに誰でも入れる外湯が7湯あり、観光客を中心に人気です。
私は外湯=共同浴場は地元の人が多くルールがわからない(脱衣所のカギのかけ方など)こともあり、また民度もあまりよろしくないので
基本的に観光客しかいない内湯(日帰り温泉含む)に行くことが多いです。

旅館の日帰り温泉ですと空いていることも多いのでゆったりのんびりできますが、共同浴場は人も多く地元の人が銭湯感覚で利用しているので居心地も正直あまりいいものではありません。ここまで共同浴場をボロクソに書いてしまい、共同浴場が好きな方すみません。

さて、城崎温泉の外湯は両端の「さとの湯」から「鴻の湯」まで徒歩20分圏内にあるのですべて歩いていくことが可能となっています。
外湯めぐりなどの温泉巡りは浴衣で行くのがオススメ!
また日本海にも近いこともありカニなどの魚介類も豊富で、特に城崎温泉近くの香住のカニは駅に看板があるほどで有名になっていますね。
お肉も松阪牛や神戸牛に代表される肉牛と同格の但馬牛が食べられます。
この但馬牛は、松阪牛や神戸牛の素牛(もとうし)だそうです。
素牛とはその名の通り、肉牛の元となる生後9か月程度の子牛です。畜産農家はこれを市場で買い付けて30か月くらいまで育てて肉牛にします。

さいごに、優待を金券ショップで買ってもお得か計算してみた。

通常運賃と料金で2人でだいたい5万円ほどかかります。
では優待を使うと?
半額ですから25000円です。それに優待2枚の料金1万円を足して35000円。

ということは優待を使わない場合と比べて15000円もお得になりました!株主でなくてもお得ですね!
でもこれは距離が長いきっぷを発券したからであって、距離が短い新大阪~広島程度の距離だと片道1万円程度ですから、半額で5000円。
優待で得する料金が5000円で優待も5000円ほどですからお得感はありません。
期限が近い優待が1000円とかで投げ売りされていれば別ですが。

いかがだったでしょうか?
今回は株主優待を使ったお得な旅行の仕方について解説しました!
皆さんもこの記事を参考にお得に旅行をしてみてはいかがでしょうか?

今回は以上になります!ありがとうございました!

参考文献

[1]新幹線と在来線の乗継割引 きっぷのルール JRおでかけネット

[2]秋吉台国定公園HP

[3]出雲大社公式HP

[4]鳥取砂丘公式HP

[5]鳥取砂丘-Wikipedia

[6]大江の郷自然牧場HP

[7]城崎温泉公式サイト

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