中央本線の観光、長野県へ行こう!(その2)です。
中央本線は東京都千代田区の東京駅から新宿駅、塩尻駅を経由し愛知県名古屋市の名古屋駅までを結んでいるJRの路線(幹線)です。
車窓には風光明媚な風景が広がっています。
沿線の観光スポット!
(1)寝覚ノ床
寝覚ノ床は、長野県木曽郡上松町にある景勝地で国の名勝です。
寝覚ノ床は花崗岩(かこうがん)地帯で、そこを木曽川の流れが削ってできました。
春には桜が咲き、秋には紅葉が美しいです。
私はこの寝覚ノ床に2014年に行きました。いくつもの奇岩があって圧倒されました。また、カメラで動画を回しながら岩を登ったり降りたりはかなりきつかったです。
寝覚ノ床の四季
春
公園周辺には桜が咲き始めて、タムシバの花が目立ってきます。
タムシバって何?
タムシバとは、モクレン科モクレン属の落葉小高木です。
木曽川は御嶽山や駒ケ岳の雪解け水でやや白いエメラルド色に。
やがて周囲の山に新芽が育って、新緑が日を追うごとに濃くなっていきます。
夏
太陽の光はどんどん強くなり、暑さが本格化してきます。
川面の近くには冷風が吹き、夏の暑さを和らげてくれます。
なお、遊泳は禁止されていますので泳がないようにご注意ください。
秋
10月下旬になると紅葉シーズンです。
寝覚ノ床が本格的に紅葉するのは例年11月上旬頃です。
周囲にそびえる山々が錦色に染まり、華やかになります。
落葉期に入ると霧氷が見られるようになります。
臨川寺から眺める寝覚ノ床と中央本線!
木曽川は右から左に向かって流れています。下には中央本線の線路が見えます。
寝覚ノ床の浦島太郎伝説!
寝覚ノ床に残っている浦島伝説は、浦島太郎が竜宮城から帰って玉手箱を開けるまでです。
竜宮城の日々から帰ってきた太郎は竜宮城に300年もいたこと、誰も太郎のことを知らないことに驚き旅に出ます。
一説によると竜宮城から持って帰った飛行の文書により寝覚ノ床に来たと言われています。
寝覚ノ床の風景を気に入った太郎は、魚釣りをしたりして暮らしていました。
そして決して開けてはならないとされる玉手箱を開けてしまい、結果300歳の翁の姿になってしまいます。
太郎は嘆き悲しみ、やがて寝覚ノ床から姿を消したと言われています。
アクセス
上松駅からバスで約10分(国道19号沿い)
車 伊那インターか中津川インターから国道19号沿いを約60分。
注意! 車で来る場合は高速道路から一般道に降りたときに、速度が速くなりがちなので注意。
なお木曽地方の19号線は”木曽高速”と呼ばれているほど流れが速いので、昼間でも70キロほどで走らないと煽られたり、後続車に追突される危険性があります。
私はバスを待っている間に19号線の流れを見ていましたが、70キロどころか80キロは出てそうな感じでした。
なお、高速を降りた大型トラックも多いのでその点でも注意。
自転車でツーリングされる方へ
木曽地方の国道19号は路肩がほとんどなく、車線も狭いので自転車で走るのは大変危険なので細心の注意を払う必要があります。幹線国道からバイパスまで車道を自転車で走る私ですら躊躇するレベルです。
なので自転車用のドライブレコーダーを装着し、ドライブレコーダー搭載(あるいはドラレコ搭載)という紙を貼って後続車にアピールして走った方がいいです。
特に鳥居トンネルは、警察署が車道の走行を禁止しているので歩道を押して通ってください(トンネル内は徒歩20分ほど)。
(2)阿寺渓谷
阿寺渓谷は、長野県木曽郡大桑村にある渓谷です。エメラルドグリーンの水面にヒノキの美林が生い茂り、さらに切り立った岩があります。
犬帰りの淵・吉報の滝等の名勝が随所に点在しています。
また、上流部には顔を洗うと色白美人になれるという美顔水が湧き出ています。
アクセス 中央本線 野尻駅からタクシーで5分、そこから徒歩20分。
沿線のグルメ
(1)ねざめ亭
元々はレストハウス木曽路というレストランがあったところにリニューアルオープンしました。
ベランダからは寝覚ノ床が一望できます!
このレストランでは食券を買うスタイルとなっています。
メニュー
玉手箱ランチ
オムライス
ランチプレート
パスタ
焼きそば各種
スイーツ各種
お得なドリンクバーもあります。
アクセス 寝覚ノ床よりすぐ
モデルルート
寝覚ノ床と阿寺渓谷を満喫プラン!(土日ダイヤ)
新大阪 6:33
↓ のぞみ102号 東京行
名古屋 7:22
名古屋 7:45
↓ 快速 中津川行
中津川 9:06
中津川 10:00
↓ 普通 松本行
上松 10:55
上松駅前 11:12
↓ バス(上松町コミュニティバス ひのき号)
小野の滝 11:22
寝覚ノ床観光(約2時間)
小野の滝 13:20
↓ バス(上松町コミュニティバス ひのき号)
上松駅前 13:30
上松 14:08
↓ 普通 中津川行
野尻 14:30
阿寺渓谷散策(約2時間)
野尻 17:32
↓ 中央本線 普通 中津川行
中津川 18:18
中津川 18:35
↓ 中央本線 普通 名古屋行
名古屋 19:57
名古屋 20:13
↓ のぞみ123号 広島行
新大阪 21:03
運賃、料金について
乗車券 新大阪~上松 5400円 上松~野尻 320円 野尻~新大阪 5080円
特急券 新大阪~名古屋 3410円*2=6820円
今回は乗車券は途中下車するのを1枚の乗車券にしなくてもたまたま同じ運賃でした。
参考
[1] 寝覚ノ床 wikipedia
[2] 上松町観光ガイド 寝覚ノ床HP
[3] 国道19号 chauwiki
[4] タムシバ wikipedia
[5] さわやか信州旅.net 長野県公式観光サイト
[6] ねざめ亭 iタウンページ