こんにちは。
今回は、近鉄の観光列車の中でも大人気のしまかぜについて紹介していきます!
近鉄の観光列車の1つのしまかぜは、本革張りで電動リクライニング機能があるプレミアムシートが標準装備。
車内には近鉄としては珍しい個室やカフェ車両もあるほか、しまかぜ専属のパーサーが乗っていて個室ではルームサービスも行われるなど
快適に、そして観光列車の非日常性を兼ね備えた車両で充実したサービスが受けられます。
車内には以下のような設備があります。
まずは運転席のすぐ後ろで運転士気分で景色が楽しめるいわゆる前面展望席を備えた展望車両、グループで靴を脱いでくつろげる和風個室や
リビングのように団らんできる洋風個室、そして大型のテーブルが備えつけられた半個室のサロン席。
そして無料で使えるロッカーや、パウダールーム、喫煙室も完備。
カフェ車両では「はまぐりのシーフードピラフ」、「松阪牛カレー」、そしてスイーツセットやビールなどを販売しています。
観光特急しまかぜの運転区間や編成
しまかぜの運転区間は大阪難波~賢島(走行距離176.6km)、京都~賢島(走行距離195.2km)、近鉄名古屋~賢島(走行距離144.8km)の3つがあります。
しまかぜは50000系電車6両編成で運転されます。
注意 大阪難波・京都発着の列車、近鉄名古屋発着の列車では車両の号車番号が異なります。
次に車内の設備についてご案内します。
近鉄が誇る豪華観光列車しまかぜの客席は、本革シートのプレミアムシート(一部号車は展望車両)、和風個室、洋風個室、サロン席が用意されています。
プレミアムシート
しまかぜの標準的な座席で、2人掛けと1人掛けのゆったりした座席が、125cmという広い前後間隔で並びます。表の皮は本革です。また、電動のリクライニング、レッグレスト、エアクッションも完備しています。
展望車両(プレミアムシート)
プレミアムシートのうち、運転席のある1号車および6号車は、他の車両より床を72cm高くしたハイデッカー構造の展望車両です。大きなガラス面からは外の景色
そして最前列からは運転士気分で列車前方の車窓がご覧いただけます。
座席については通常のプレミアムシートと同じ造りになっています。
和風個室
掘りごたつ風の靴を脱いでくつろぐことのできる和風の個室です。しまかぜの3号車あるいは4号車に1つあります。
3人または4人で利用することができます。
洋風個室
窓に向かってソファーがL字の形に設置された洋風の個室。和風個室と同様にしまかぜの3号車あるいは4号車に1つあります。
3人または4人で利用できます。
サロン席
大型のテーブルと仕切り板が設置されている、6人の向かい合わせの半個室(セミコンパートメント)となっています。
しまかぜの3号車または4号車に4人から6人で利用することができます。
カフェ車両
しまかぜの3号車または4号車にはお食事やドリンク類、各種スイーツ、お土産品などを販売するカフェ車両も備わっています。
2階建て構造で、2階席は上から開放的な景色を眺めることができ、また1階席は下にあるため落ち着ける空間になっているのも特徴です。
和風個室、洋風個室の乗客はカフェ車両のメニューのルームサービスで注文することができます。
カフェ車両のメニュー
しまかぜのカフェ車両で提供される食事やドリンク類、各種スイーツ、お土産品などのメニューです。
メニューには、はまぐりのシーフードピラフ(1800円)、スイーツセット(1300円)、松阪牛カレー(1500円)、松阪牛重(1800円)
の他におつまみもあります。
ちなみに余談ですが、松阪は”まつざか”ではなく”まつさか”と読みます。濁らないので注意してください。漢字も坂ではなく大阪の阪です。
私も最初は”まつざか”だと思ってました。周りやテレビでも結構勘違いしている人が多い印象ですね。
しまかぜの運転日と時刻表について
しまかぜは基本的に週6日運転し、大阪難波~賢島、京都~賢島、近鉄名古屋~賢島間をそれぞれ1往復しています。
大阪難波駅発特急しまかぜ賢島行き
運転ダイヤ
大阪難波駅 10時40分発
↓
伊勢市駅 12時16分着
↓
賢島駅 13時03分着
設備は、プレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席となっています。
基本的に火曜日以外に運転します。ただし、8月は毎日運転します。
停車駅は大阪上本町、鶴橋、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方です。
特急しまかぜ大阪難波行き
運転ダイヤ
賢島駅 16:00発
↓
伊勢市駅 16時43分発
↓
大阪難波駅 18時21分着
運転日や停車駅は賢島行きのしまかぜと同じです。
京都駅発特急しまかぜ賢島行き
運転ダイヤ
京都駅 10時00分発
↓
伊勢市駅 12時01分着
↓
賢島駅 12時47分着
設備は、同じくプレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席となっています。
基本的に水曜日以外に運転します。ただし、8月は毎日運転します。
停車駅は近鉄丹波橋、大和西大寺、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方駅です。
特急しまかぜ京都駅行き
運転ダイヤ
賢島駅 14時50分発
↓
伊勢市駅 15時34分発
↓
京都駅 17時32分着
設備、停車駅、運転日は京都駅発賢島行き特急と同じです。
近鉄名古屋駅発10時25分発
↓
伊勢市駅 11時40着
↓
賢島駅 12時27分着
設備はプレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席となっています。
基本的に木曜日以外は運転します。ただし、8月は毎日運転します。
停車駅は近鉄四日市、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方です。
特急しまかぜ近鉄名古屋駅行き
賢島駅 15時40分発
↓
伊勢市駅 16時23分発
↓
近鉄名古屋駅 17時44分着
設備、停車駅、運転日は近鉄名古屋駅発賢島行き特急と同じです。
しまかぜに乗るには?
しまかぜに乗るには全車指定車両のため乗車するには予約する必要があります。
予約方法にはいくつかあります。
まず、この観光列車に乗るにはツアーを予約するという方法があります。
各旅行会社ではしまかぜを使ったツアー商品が販売されています。
ツアーの場合は普通の旅行の場合と違って、旅慣れていない方も安心ですし、個別にきっぷを買うより安くなることもあります。
次にきっぷを予約する方法。
しまかぜに乗車するのに必要なきっぷは、有効な乗車券、特急券、そしてしまかぜの特別車両券です。もし、和風個室、洋風個室を利用した場合は
この3つに加えて個室券も必要です。
きっぷ予約の難易度について
ネット上ではきっぷ予約の難易度は普通とありますが、最近は結構競争率が高そう。というのも今はコロナ禍から脱してきており旅行する人が増えてきているので
競争率は上がっていると思います。
特に和風個室、洋風個室は1つずつしかないので激戦となりそうです。
私も伊勢志摩に行くときは家族でしまかぜの個室に乗ってみたいと思っています。
きっぷを予約される際の注意点
和風個室、洋風個室は3人から4人で利用でき乗車区間に大和八木~伊勢市間、もしくは近鉄四日市~伊勢市間を含んでいる場合に
利用が可能となっています。
サロン席は4人から6人で利用が可能です。
いかがだったでしょうか?
今回は、近鉄が誇る豪華観光列車、しまかぜについて紹介しました!
今回は以上になります!ありがとうございました!
参考文献
[1] 観光列車なびーしまかぜ