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幻のパンケーキが鳥取にあるって知ってた?片道5時間以上かけてでも行く価値もある絶品パンケーキ!

鳥取県の八頭町のJR因美線郡家駅から町営バスで約10分、山あいにポツンとそのお店はあります。
お店の名前は大江の郷自然牧場。
ここにはココガーデンというカフェと大江の郷テラスというレストランがあり、どちらに行っても絶品パンケーキが楽しめます。

私たちは関西から普通列車を乗り継いで5時間以上かけてわざわざ行ってきました!今回はそんな時間かけていく価値があるのかどうかお教えします!
結論から先にお伝えすると、5時間かけてでも行く価値は十分にあります。
私は関西からわざわざ片道5時間以上かけて5回訪問しています。そしてこの記事の執筆で6回目。

まず新大阪駅を6時前に出る快速に乗車します。この列車で途中の姫路まで行きます。
快速ですから1時間半かかるのが難点。ただし朝早いですから頼みの綱の新快速は走っていませんから仕方ありませんね。

座席を確保できたので座っていくだけです。本当の難所はここから。
快速は途中の三宮や神戸、明石などで人を拾いながら姫路駅を目指します。
この快速は12両つないでいるのですが、姫路で山陽線の新見行きが4両しかないのでとんでもない座席の争奪戦。

姫路に近づくと降りる準備をする人が増え始めます。そして姫路に着き、ドアが開くと一斉に向かいの列車に走っていきます。
この光景は18きっぷシーズンの毎度おなじみの光景で、姫路ダッシュと呼ばれています。
米原ダッシュ、大垣ダッシュと並んで日本三大ダッシュと呼ばれています。

姫路に着いたのは朝7時半頃。そしてドアが開いて私も猛ダッシュをしなんとか席を確保したのですが、前にいるおじさんがモタモタしてなかなか席を選ばないせいで他の人に席を取られかけました。
こういうダッシュのときは後ろの人に迷惑だから席は男らしくズバッと決めてほしいですね。
私は基本的に進行方向左側と決めています。
ここで座れないと姫路から上郡まで揺れる車内を30分立ちっぱなしですからそれだけは避けたいです。
ほとんどは岡山まで行きますから座れないと1時間半立ちっぱなしが確定します。

ちなみに過去の旅行で1番悲惨だったのが敦賀ダッシュに失敗して金沢まで2時間半立ちっぱなしだった人たちです。
このとき私は1本前の列車で1時間ほど早く着き、新快速が入線する前に余裕で座席を確保していました。
こういう頭を使うことも18きっぷの旅ならではですね。体力もですが、体力を温存するために知力も使います。
大変なのが乗り換えがギリギリなときのトイレ休憩!普通はないのですが、たまに行程を検索していると4,5時間の長旅にもかかわらず乗り換え時間が全部5分以下となる行程もあります。こういうときはどこか(地方の路線ではなく大都市の路線)でトイレ休憩の時間を設けて
1本後の列車にするなど工夫も必要となってきます。

さて、8時08分に上郡に着くと今度は第三セクターの智頭急行に乗り換えです。
ここではJRではないので18きっぷは使えません。ホーム前方の智頭急行乗り換え口を右折して窓口で智頭急行のきっぷくださいと言って買うのですが
ここでいつもと違う問題が!なんと窓口は締まっているのです。8時35分からと書いてありました。
今までこの路線は5回は乗りましたが窓口の営業時間が変わったのは初めてです。
仕方ないので来た列車に1番に乗り込み、座席を確保してしばし待ちます。
その間にトイレ休憩もします。

8時35分になったので窓口を見ると開いています。
1人おじさんが並んでいてきっぷを購入していました。
私も後ろに並んできっぷを購入。
1人用は特急にも乗れて1200円、2人用は2人同一行動で特急には乗れないという条件が付きますが2000円です。
もし2人で特急に乗りたければ1人用を2枚買う必要がありますね。

さて、きっぷを買ったので智頭急行に乗って発車を待ちます。この列車、いつもなら上郡に8時08分に着く列車で何人か乗り換えるのですが誰もいなかったのでまさかの貸切!?とも思いましたが発車が近づくにつれて人が増えてきました。
そんなに甘くないようです。

上郡駅を8時50分に発車した列車は10人ほどの乗客を乗せて終点の鳥取駅まで向かいます。
この列車は智頭急行から直接JR因美線に乗り入れて、乗り換えなしで鳥取駅まで向かう貴重な列車なのです。

沿線の景色はのどかな田舎の田園風景です。
途中、JR姫新線との乗換駅でもある佐用駅に着くと何人かが降りました。そして宮本武蔵の故郷として有名な宮本武蔵駅、一面ピンク色で恋がかなう駅としても有名なハートの形の駅名標などがある恋山形駅などを経て列車は10時過ぎに智頭急行の終着駅である智頭駅に到着します。
ただし、途中駅では乗ってくる人はほぼ0です。この路線は特急列車が走っているので特急列車の運賃でなんとか経営しているのです。
鳥取方面へ特急で行くなら智頭急行経由が一番早いですから。

智頭駅からはJR西日本となります。この駅では10人ほど乗ってきました。降りる人も数人いたかな?という感じです。
智頭駅からは先ほどと同様に山あいののどかな田舎町をひたすら鳥取に向けて走ります。
パンケーキの最寄り駅は智頭駅から約30分の郡家駅ですが、バスの時間が合わないのと、鳥取駅でお土産を買いたいので終点の鳥取まで乗ります。
さて家から約6時間、10時55分に終点の鳥取駅に着きました。ここでトイレ休憩と改札を出てお目当てのお土産を買います!

おすすめは、なんといっても因幡の白うさぎ!

これは山陰の銘菓としてとても有名でランキング1位にもなったお菓子です。
前に来た時に試しに買ってみるとすごくおいしかったので毎回リピートしています。
ただし大きさの割にすごく高いです。1個150円ほどします。
ここでいろいろ買っていると7000円もかかってしまいました。いやー毎回思いますけどお土産代ってなんでこんなに高くつくんだろう。

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お土産を買い込むと、郡家駅に向かう若桜鉄道経由の若桜行きに途中の郡家駅まで乗ります。
若桜鉄道は乗らないので追加料金は不要です。この若桜鉄道の車両は昭和号、八頭号、若桜号の3種類がありどれもきれいな内装の観光列車となっています。
11時20分頃に列車が駅に入ってきて、30分頃に発車しました。

そして15分ほどで郡家駅に着きました。
ここから町営の八頭バスに乗り換えです。

バスは駅の向かいの井上歯科医院の前から発車します。
大江線と書かれていればそれです。

ただしバスは2時間に1本程度なので事前に八頭バスの時刻表をネットで調べていくことをおすすめします。
ついに郡家駅から八頭バスに乗って約10分で目的地の大江の郷自然牧場に行けます!ワクワクしますね!

このときは日曜日でバスはいつもと違い小さいハイエースのような車両でした。
なお、車内には平日・土曜ダイヤの大きなバスのように降車ボタンがないですが、大江の郷は施設の駐車場に入ったところにバス停があるので通過することはありませんのでご安心ください。
心配なら大江の郷に着いたときに降りますといえばオッケーです。

バス料金は大人100円、子供と障がい者が50円です。障がい者の方は障がい者手帳を降車時に運転手にお見せください。
ちなみに12時10分に目的地の大江の郷に着きました。
さて、バスを降りると満員の駐車場から左手に見えるのが大江の郷テラス、右に見えるのがココガーデンとなっています。

大江の郷テラスは美しいシャンデリア輝く高級レストランという感じで、ココガーデンも同じような内装ですが若干カジュアルさが出ていると思います。
前回行ったときにココガーデンで生クリームをつけて味変したのですが、このパンケーキはバターとの愛称が抜群なのであえて味を変える必要はないと思います。他のパンケーキについても同様で、余計なものが入っているとあまりおいしくないこともあり、今回が6回目の訪問である私は相変わらずいつものシンプルな大江の郷パンケーキを注文しています。なので大江の郷テラスで予約していけばほぼ並ぶこともなく、安心です。

ココガーデンは特にお昼時に混雑し、中には4時間待ったという人もいるようなので遠方からくる方には帰れないリスクや、せっかく来たのに食べられないといった
悲劇が起こりかねないので、必ず鳥取県以外からお越しの方は大江の郷テラスをご予約ください。

左手の階段を上がって大江の郷ヴィレッジの建物に入って突き当りの階段で2階に上がると、そこが大江の郷テラスとなっています。
1階にはプリンなどのお土産を売っているスペースや、麺類が楽しめる大江の郷製麺所もあります。

2階の受付に名前を記入するところがありますが、予約している人は不要です。スマホの予約メールを店員に見せてしばらくお待ちください。
5分ほどすると店員さんが席まで案内してくれました。
いつもは入ってまっすぐ行った席ばかりなのですが、今回は奥の方の席で雰囲気もいつもとだいぶ違っていいと思いました。

私たちはいつもは大江の郷パンケーキとドリンクのみの注文ですが、ランチセットが気になったのでランチセット1つと、大江の郷パンケーキ1枚、
大江の郷ペンケーキ2枚、ドリンクセットを注文しました。
パンケーキは焼きあがるまでに30~40分ほどかかるので先にランチの前菜やメイン料理などが運ばれてくるのでこれらを先に食べた後に
食後のパンケーキというわけです。

メイン料理はふわとろ卵の天美卵オムライスにしました。
前菜は普通に野菜やポテトなどが並んでいました。またパンはおかわり自由で1つついていました。しかし、パンケーキが来るのでパンのおかわりをしている余裕はありませんでした。
天美卵のオムライスは卵が半熟でとろとろしていてとてもおいしかったです!

さて、40分ほどするとお待ちかねのパンケーキが運ばれてきました。
パンケーキはしっとりふわふわというまさに理想形です!
私はパンケーキが好きでいろいろな店舗(海外ではアメリカのニューヨークブルックリンの人気店)で食べてきましたが大江の郷のパンケーキは
日本で1番おいしいと思っています。

この大江の郷のパンケーキは、すべてプロのパティシエが作っているので梅田とかにあるチェーン店のパンケーキとは全然違います。
チェーン店はバイトが作っているので誰でも作れるようなレシピになっています。
大江の郷のパンケーキは素材にもこだわりがあり、鳥取産の牛乳、バター、北海道産クリームチーズなどの厳選した素材を使用しています。

本題の幻のパンケーキと言われている理由ですが、これは賞味期限がわずか10分とも言われていることにあります。
多少時間が経ってもおいしいパンケーキなのですが、大江の郷パンケーキは席に運ばれてきてから10分が一番おいしさが際立つときとなっています。

またこのパンケーキは去年、テレビで紹介されたらしく山の中にあるお店にもかかわらず、鳥取県内の人を中心に
年間36万人が訪れる大人気の飲食店となっています。
鳥取県の人口は約54万人とのことなので、リピーターを考慮してもすごい人数が訪れていることが伺えます。
本当においしいパンケーキを提供しているので5時間以上かけてでも行く価値ありますよ!

注意点

大江の郷テラスではシンプルな大江の郷パンケーキ(トッピングなし)しか楽しめません。もし追加のトッピングや各種パンケーキが食べたいならココガーデンへ。
しかし、ココガーデンは大江の郷テラスと違って予約ができないのでお昼どきなどは長時間(ときに2時間以上)の待ち時間が発生します。
なので遠方から行く場合は大江の郷テラスに予約をしていくのがおすすめです!

大江の郷アプリについて

大江の郷ではリピーターの人がお得になるアプリを用意しています。
アプリは食事のあとの会計時と下のお店でお土産を購入するときにポイントが貯まります。
また誕生月には割引券もありますよ!

いかがだったでしょうか?
今回は鳥取県にある幻のパンケーキについて紹介しました!

今回は以上になります。ありがとうございました!

参考文献

[1]大江の郷リゾートHP

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